本を読むヨム yomyom’s diary

三度の飯より本が好き。

「好きを仕事に」したい人は必読!趣味やこだわりを仕事にしよう。 〜ヨッピー本を読んだ感想〜

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こんにちは! 

突然ですが、現在の私の関心事といえば、もっぱら「このまま組織に属して働くか、フリーになって在宅ワークするか」という問題。

かれこれ一年ほどこのテーマで悩んでいます。

 

「好きを仕事に!」

「会社で消耗しない、自由な生き方!」

「副業!」

 

こんなワードに、つい敏感になってしまいます。

 

 

最近読んだ「明日クビになっても大丈夫!」ヨッピー著(幻冬社は、私のように働き方で悩んでいる人なら、ぜひ一読してほしい一冊です。

 

「好きを仕事に」っていうのは、結局のところ「好きで好きでたまらないことをひたすら続けて、世間に発信していたら仕事になった」ということ。

「やりたいことをひたすらやっていたら、仕事になっていた」なんて、理想ですよね。

それをヨッピーさんは体現している。それが、この本です。

 

  • 会社を辞めるかどうか悩んでいる、もしくは辞めたい
  • 仕事が面白くない
  • 会社が倒産しそう、リストラされそうで不安

あとは、

  • 副業したいけど、何をすればいいかわからない
  • やりたいことが見つからない

という人にもオススメです。

ひとつでも当てはまる方はぜひ読んでみてください。

元気をもらえますよ!

 

将来が不安、でも何をすればいいかわからないという人は、とりあえず「明日クビになっても大丈夫!」を読もう!!

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ヨッピーさんは、WEbライター業界では大御所中の大御所。

私も少なからず書くことをしているので名前は知っていたものの、「ちょっと(かなり?)お下劣な記事を書く人」というイメージで、失礼ながら記事は読んだことなかったんです。

 

でも、この著書を読んで、ヨッピーさんの底抜けの明るさと優しさが伝わってきて、本当に元気が出たんですよ。

「よし!やるぞーー!!」みたいな。

 

具体的に何を「よし!やるぞーー!!」となったかについて、書いていきますね。

 

今の時代、副業はやっておいたほうがいい

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副業が禁止されていたり、時間的に無理…という人もいるかと思いますが、ここでいう「副業」は、「趣味の延長線上」ということです。

 

社畜か?それとも起業か?」なんて極論もいいところだ。あんなものは無責任なクルクルパーだから言える事であって、貴方の事を親身になって考えれば「会社、辞めれば?」なんて気軽に言えるセリフではない。(p.62)

リスクを避けるためにも、まずは副業という形で趣味を発展させる事を考えるべきだ。(p.64~65)

 

「起業=自由」と勘違いする人も多いと聞くけど、自由だからこそ責任は全て自分。

土台となるモノ(資金だったり、これまでの経験や人脈など)が潤沢にある人は別として、いきなり起業するのはなかなかリスキーですよね。

「稼げない」時期は「稼がなきゃ」というプレッシャーで、すごく苦しいに違いない。

だから、本業という確実な収入源があるうちに、「別の道」(副業)となり得るものを見つけたほうがいい!とヨッピーさんは言っているのです。

 

「好き」は最強。副業するなら「熱中できるもの」一択

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 副業といっても、いきなり本業なみに稼げるわけではありません。

でも、それを続けることによっていつか本業なみに、もしくは本業を超えるほどの大きな収入源となる可能性を秘めています。

大事なのは、副業として「何をやるか」ということ。

そこでまずは、「熱中できるほど好きなもの(こと)」を見つけましょう。

 

だって、好きなものだったら四六時中その事を考えても苦にならないからね。サラリーマンとして、9時から18時までの時間だけその事を考えてるやつと、寝ている時以外ずーっとその事を考えてるやつが戦ったら絶対後者が勝つに決まってる。

だから、「仕事になり得る趣味」をみんな持った方がいいのだ。(p.58~59)

 

「好きを仕事に」なんて言葉は、もう100回くらい聞いたよ!って感じですが、やっぱり「好き」という気持ちは強い。

それについて考えたり実行する時間は幸せだし、「好きすぎてどんなにやり続けても苦にならない」というのは最強ではないでしょうか。

仕事をはじめとした様々なことって、「飽きる」「やらされてる感」が生じたときに「つまらない」「嫌い」となりやすいですよね。

 

好きなこと、趣味をアウトプットしよう! それがいつか仕事になる

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私は三度の飯より本が好きです。暇さえあれば本を読みます。

私にとって、読書は長年の趣味であり娯楽です。

娯楽なので、これまでは「そのとき楽しければいい」という感覚で、読みっぱなしでした。

 

でも、最近になって「せっかくお金を払って本を買っているわけだし、何より自分の中に何も残らないのはもったいないな〜」という感覚になってきて、もうひとつの趣味である「ブログ」で趣味の読書をアウトプットすることにしたのです。

 

大事なのは消費して満足して終わり、ではなく、何かしらの「アウトプット」を世に対して続ける事である。(p.82)

 

読書でいうと、読みっぱなしの読書は「生産性のない趣味」。

時間を浪費するだけで、そこから何も生まれません。

でも、読んだ本の感想をアウトプットすることで、それは「生産性のある趣味」になります。

 

「アウトプットを前提にした読書」にシフトすることで、以前よりも遥かにに本の内容が頭に残るようになりました。

これは、 人様に読んでもらう「ブログ」という形で発信する以上、ある程度読み込んで、自分なりに本の内容を消化する必要があるからです。

 

本の内容を鵜呑みにせず、「本当にそうだろうか?」と考えながら読んだり、わからないことは調べ、関連のある内容を書き込みながら本を読むようになりました。

 

さらに、もっと大事なのはアウトプットを「世に出し続ける」こと。

趣味を「生産性のない娯楽」で終わらせるなら話は別ですが、いつか「副業」や「本業」として仕事につなげていきたいのなら、「世に出し続ける」ことが重要だとヨッピーさんは言っています。

 

ブログでも、Twitterでも、インターネットがある現代ならいくらでも方法はあります。

発信することで、あなたの趣味が誰かの目に留まります。

最初は純粋に趣味として楽しんでいたことでも、アウトプットを続けることで誰かの目に留まり、思いもよらず仕事につながるかもしれません。

 

好きでたまらない趣味があるなら、発信しよう!!

 

まとめ

ヨッピーさんも、駆け出しライターの頃にノーギャラでもライターを続けた理由について「めちゃくちゃ楽しい」から、と言っています。

 

副業としてマネタイズを考えるなら、「続けること」が何より重要。

そのためにはまず、

「ずっと続けても苦にならないくらい、大好きで楽しめることを見つけようよ!」

というのが、この本の主旨ではないでしょうか。

スキルもお金も、「好き」の後についてくるよ…と。

 

元気がない時に読み返したくなる一冊です。

モチベーションが上がること間違いなし!

 

【朝活】早起きで「自分の時間」を手に入れる! 毎日忙しいあなたへ

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早起きって、辛いですよね。

多くの人が、毎朝「あと5分寝ていたい」という葛藤と闘っていることでしょう。

私もそんな一人です。

でも、あることをきっかけに気付いたんですよね。

「やりたいことがあるなら、早起きしなきゃダメだ」と。

 

私は看護師兼ブロガーという肩書きを名乗っていますが、少し前まではWebライターを1年ほどやっていました。

文章を書くことが好きだったのでWebライター業を始めてはみたものの、本業はフルタイム、なおかつ子育て中の身。

本業・家事・育児で1日が終わってしまい、ライティングする時間なんてありません。

じゃあ、どうするか?「早起きして書く時間をつくる」しかなかったんです。

 

Webライター業を始めたばかりの頃は、3時に起きたりしていました。

病気で体調を崩したのをきっかけに、現在Webライターはお休み中。

自分のペースでブログを書くスタイルとなり、調子の良いときは4〜5時頃に起きてブログを書くこともありますが、ほぼ6時起きの生活です。

 

でも、一度早起きの良さを知ってしまうと、早起きできなかった日はなんとなく後ろめたいというか、ちょっとした後悔の念が沸き起こります。

「ああ、今日は早起きできなかった。早起きすればブログが書けたのに」

「あと2時間早く起きたていたら、いろんなことできたのにな〜」と。

 

だからもう一度、3時とは言わず、せめて4時くらいには起きられる習慣を取り戻したい!

そして読んだのが、こちらの本です。

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす! 池田 知恵 著(マガジンハウス) 

池田千恵さんは、朝活ブームを作り出した第一人者。

私が勝手に憧れているライター業界の大御所、名もなきライターさんが「池田氏のnoteはどれを読んでも面白い」とコメントされていたのも、この本を手に取るきっかけとなりました。

 

この本は「早起きができるようになる本」ではありません。

「早起きすると、こんないいことあるよ!だから、あなたも早起きしてみない?」と背中を押してくれる本です。まるで頼りになる友人のように。

 

早起きで得られる、朝時間のメリット3つ

早起きすると、誰にもジャマされない「自分だけの朝時間」が生まれます。

朝時間を有効に使うメリットは、次のようなものです。

  1. クリアな頭で、急ぎではないけれど重要なことをじっくり考えられる。
  2. 段取りをじっくり考えることができるので、仕事が早く終わり、プライベートの時間が多く取れる。
  3. 睡眠時間を確保するために早く寝ようと、逆算してものを考えることができ、効率がアップする。(p.98)

朝起きてからの2〜3時間は、「脳のゴールデンタイム」と言われるほど、1日の中で最も脳がよく働く時間帯です。

これは睡眠中に頭の中が整理され、起きたときは「脳がまっさらな状態」だからといわれています。

物事を考えたり、予定を立てたり、創造的な仕事をするには、起床後の2〜3時間が勝負!なんですね。

 

もうひとつ、「何時に起きるか」以前に、「何時に寝るかを決める」ことが大事だということ。

早起きするためには早く寝る必要があります。当然といえば当然ですが、「4時に起きるために21時には寝る!」と決めることで、21時就寝という目標に向けて、帰宅してからの時間の使い方も変わってきます。

 

「早起きするぞ!!」と意気込む前に。その早起き、何のためですか?

目が覚めているときには「あれもしたい、これもしたい」と欲張っているあなたも、その思いが眠気に勝てなければ起きることはできません。「早起きしたい」と思う前に、「何のために早起きをするのか」を考える。つまり、目的意識を明確にすることが、早起きを続ける一番のコツなのです。(p.14)

私が早起きを始めたきっかけは、「ライティングの時間がない!!」ということでした。今であれば、ブログを書くorゆっくり読書をしたいから、そのための時間が欲しい。

動機は何でもいいのです。

朝時間を活用して、「将来の目標についてじっくり考える時間が欲しい」という人がいれば、「趣味のアクセリー作りをしたい」「資格試験の勉強をしたい」という人もいるでしょう。

 

早起きをするのは楽ではありません。

冬場の早起きなんて、暗いし寒いしで、孤独を感じて本当につらいです。

でも、ワクワクすることや自分を奮い立たせるような動機があれば、眠くてもつらくても「よし!!起きるぞ!!」と布団を抜け出す原動力になります。

あなたが早起きをしたい理由はなんですか?

 

早起きするためには、割りきりが必要。

二度寝の誘惑、よくわかります。でも、よく考えてみてください。二度寝しても、結局起きるつらさは変わらないのです。(p.25)

本当にその通りですよね。何時に起きようが「起きるつらさ」は変わらない。

4時起きでも7時起きでも、「眠い」し「もう少し寝ていたい」というのはさほど変わらない気がします。

しかも、「あと5分…あと10分……」と起きる時間を遅らせるのは、嫌なことを後回しにしているのと同じ。

どうせなら、さっさと終わらせてしまった方がいいですよね。

 

早起きのモチベーションアップに効果的!手帳活用法

「理屈はわかったけど、早起きはそんなに簡単じゃない」という人は、こんな手帳活用法を試してはいかがでしょうか?

夜寝る前に、次の日にすべきことをリストアップしておいて、朝、そのリストに沿って仕事をして、一つひとつ消すようにする手帳活用法です。(中略)明日しなければならないことを、「見える化」しておくことで、自分の気持ちに「引っかかり」を持たせておくのです。この引っかかりを作っておくと、それが朝起きる動機になります。(p.117)

この方法、なかなか効果的でした。

書き出すのは翌日やること・やりたいこと。

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仕事のこと以外に、「ワクワクすること」も書いておくのがオススメです!

実際にやっていたのは1年前で、恥ずかしながら挫折してしまいました。

もう一度この習慣を復活させてみようかな。

 

まとめ

この本を読んで、あらためて「早起き」にはメリットがたくさんあると気づきました!

 

  • 朝の数時間を「自分のためだけ」に使える
  • 時間の使い方を意識するようになる
  • 段取り力がつく
  • ゆとりを持って1日をスタートできるから、充実した気分になる
  • 朝が早いから、自然と夜も早く眠れる

 

私にとっては、ざっと思いつくだけでも、これだけのメリットがありました。

「時間」という有限なものを、ただ流されるように消費するのではなく、自分自身でコントロールすることで「自分の時間」が手に入ります。

 

「毎日忙しい!!」と感じている人に、ぜひ読んでほしい一冊です。

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす! 池田 知恵 著(マガジンハウス) 

 

【夫婦関係】相手に不満を感じたら読んで欲しい一冊。黒川 伊保子著・夫婦脳 ~夫心と女心は、なぜこうも相容れないのか~

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夫(もしくは妻)に対して、こんな感情を抱いたことがありませんか?

  • 結婚して変わってしまった
  • 何を考えているのかわからない
  • ちっとも自分のことをわかってくれない

そして、

「あんなに好きでたまらなかったなんて、とても信じられない」と。

 

最近私が夫に感じた不満を例に出します。

  • 「子供をお風呂に入れて欲しい」と言ったら、「なんで?」と理由を尋ねられた。(そこに理由は必要なの?)
  • 「ハンカチがない」というので、いつもの引き出しを見たらちゃんとそこにある。(どうして目に入らないの?)
  • 会話がかみ合わない。(そこ?というところで突っ込まれ、ムッとする)

 

これはまずいと思い、夫婦問題に関する本を何冊か買い求めました。

これからご紹介する本は、脳科学を専門とする著者が「男と女の脳の仕組みの違い」によって生じる夫婦のすれ違いについて、スーパーわかりやすく・かつ面白おかしく解説した男女のための応援エッセイです。

 

相手の脳の仕組みを知れば、理解に苦しむ相手の言動も少しは受け入れられるようになるかも……?

  •  夫もしくは妻に不満がある
  • 夫婦仲がこじれつつある
  • できることなら夫婦仲を改善したい

そんな方に読んで欲しいです!

▼夫婦脳 ~夫心と妻心は、なぜこうも相容れないのか~

黒川 伊保子 著(新潮文庫

 

大恋愛をした二人ほど相性は最悪

いきなりショッキングな事実をお伝えします。

夫婦ほど、脳科学的に興味深い関係も珍しい。なにせ、生殖相性(遺伝子配合の相性)は、人としての相性に反比例する。男女は、生殖相性の良さを察知して恋に落ちるので、「激しく愛し合った二人」ほど、人間相性は最悪ということになる。(p.3)

つまり、生殖するために出会った二人は生殖相性は最高だけど、性格や価値観といった人としての相性は最悪……ということですね。(しかも遺伝子レベルで

 

この「生殖相性の良さ」をなぜ察知できるかというと、無意識のうちに「フェロモン」を嗅ぎ取っているからです。

フェロモンには役割がある。異性には、遺伝子情報(免疫抗体の型)を匂いで知らせているのだ。動物たちは、なんと、生殖行為に至る前に、互いの遺伝子の生殖相性を、確認しているのである。

生殖の相性は、免疫抗体の型が遠くはなれて一致しないほどいい。理由は、異なる免疫の組み合わせを増やすほど多様性が増え、子孫の生存可能性が上がるからだ。(p.27)

つまり、男女というのは、互いに無意識下で「子孫を残せるかどうか」を最重要項目として相手を見つけているということですね。しかも、遺伝子情報ができる限り異なる相手を本能で嗅ぎ分けている。

 

「免疫抗体の型が遠くはなれて一致しない」というのは、「危機的状況に遭遇した時に、互いが同じ判断をせず真逆の行動をとる」ということ。

こうすることで、不幸にも夫婦どちらかが命を落としても、どちらかが生き残って子供を守り育てることができるというわけです。

 

夫もしくは妻に対して、「価値観が合わない」「やることなすことイラつく」と感じるのは、夫婦というのが「同じ判断をせず真逆の行動をとる」組み合わせになっているから。(しかも、そうなる相手をあえて選んだ…というのがミソですね。)

 

そして、このように「合わない」と感じている夫婦ほど、科学的に見ると「夫婦としては最高の組み合わせ」「結婚して大正解」ということになりますね。

 

夫婦というのは、なんともややこしく、そして罪深い……!!

 

「相性最悪の相手と、なぜ結婚するのか」という疑問

ここまで読んで、「ふむふむ。夫婦というのは、そもそも人としての相性が悪いのね。じゃあ、なんで相性最悪の二人が結婚できるの?」と疑問に感じたあなた。

 

その答えはこうです!!

一定期間は、相手のあらさがしをしない“あばたもえくぼ”期間が用意されている。しかし、その期間が過ぎると、「この人、何考えているのかしら?」「なんで、そうなるかなぁ」というため息が急に増える。(p.4)

人としての相性が最悪とわかってしまったら、せっかく見つけた「生殖相性バツグン」の相手をみすみす逃してしまうことになります。

そうなると子孫は残せません。

 

だから、恋する二人には「恋は盲目」期間が用意されています。

何をしても許せる。むしろ愛らしい。いじらしい。あなたじゃなきゃダメ!!

……みたいな?

 

蜜月とはすなわち、生殖するために与えられた期間。

それを過ぎると、愛し合った相手ほど「イラつく」相手になってしまうのです……。

ひえーーー!!

 

「夫婦は一心同体」の本当の意味とは?

結婚披露宴などで使われやすい、このフレーズ。

「一心同体」というと、「心も体も一つになるほど強く結びつく」という意味で使われますね。

これを脳科学的に解釈すると、こうなります。

心を一つにするのは、健やかな暮らし=よりよい生存という生物としての使命を果たす思いにおいてであり、「同じことを感じ、考える」ことではない。(p.60)

「夫婦は一心同体」の本当の意味は、「お互いの気持ちが手に取るようにわかり、まるで自分と相手が同じであると感じてしまうほどの強い絆」といったキレイゴトではない。

「趣味が合う」とか「自分のことを一番わかってくれる理解者」ということよりも、「生き残る」という目的のために、夫婦は「一心同体」であるべきなんですね。

そして、生きる目的は、やはり自分の遺伝子(子孫)を守るためなのです。

 

どこを切り取っても、夫婦という関係は動物的です。

 

より良く生きるためには、夫婦は真逆なほうがいい。

「男女は物の見方が違う」と著者は言う。

神は、この世に、男性脳と女性脳をお創りになった。片方は、空間全体を把握して、すばやく危険を察知したり、獲物までの距離を正確に認識したり、複雑な図面を理解したりする。もう片方は、自分の周囲を密に把握し、もの言わぬ赤ちゃんの健康管理をし、食べ物の腐敗を見分け、他人の嘘を見抜く。(中略)この組み合わせは、とても合理的だ。(p.59)

男性脳は、全体を俯瞰して見るので、近くの細かいことには気付きにくい。

女性脳は、近くにあるものをじっくり観察するので、小さな変化に気付きやすい。

 

まさに、「目の前にあるハンカチをないという夫」にイラつく理由ですね。

 

しかし、男女で物の見方が違えば、夫婦が揃うことで多角的に物を見て判断することが可能です。

遠近両用のハイブリッドより、一方に秀でた能力がふたつあるほうが、危険を回避するための判断が早くなり、生存確率も高まるということらしい。

 

夫婦は真逆でいいんですよ!

それが夫婦の真の姿なんです!(イラつくけど!!)

 

結論を求めるのが男、共感してほしいのが女

話はすっかり変わって、大抵の女性はおしゃべりが大好きですよね。

街角のカフェで、学校で、会社のランチで、女性らはたちまち会話に花が咲き、時間が経つのも忘れてしゃべりまくります。

「そうそう、そうなんだよね〜」「わかる〜!!」という会話は、女子特有のものではないでしょうか?

 

そんな女性とは対照的に、このような男性もいます。

  • 女性がおしゃべりに興じるのを見て、「よくあんなに喋ることがあるな」と呆れる男性。
  • 「要点は何?」「結論は?」と、会話の着地点を急かす男性。(そしてそれにイラつく女性)

右脳と左脳の連携がよく、感じたことが即ことばになる女性脳。だから、女たちは、感じたことを感じるままにどんどんことばにしていくのである。逆にいえば、脳に溢れることばを口から出さないとストレスが溜まる。(中略)

最初から効率的な情報交換をするつもりは毛頭ないのである。(p.33)

女性のおしゃべりは心を平穏に保つための手段なんですね。

そこに目的や結論なんて不要なのです。

 

いっぽう男性は、

男性脳は、右脳と左脳の連携が頻繁でなく、それぞれの半球を局地的に使う癖がある。このため、「感じたことをことばにする」際に、まずは右脳のイメージ処理の領域で、事象を整理してからことばに変えるのである。(p.34)

だから男性は、女性に比べて口数が少ないし、結論から物を言いたがる。

 

さらに、女性の「わかる〜!!」は、「共感しているよ」という相手へのメッセージ。

女性は、自分がどきどきしたり、不安に感じた過去時間を、夫にもたどってほしいのである。(中略)だから、ことの最初から、臨場感たっぷりに語って聞かせるのだ。別に、頭が悪くて、結論から云えないわけじゃない。(p.20)

そう。女性は共感してほしい生き物。

強い共感を感じあえる人には信頼が増すし、もっと親しくなりたいと思う。

目的がないように思える女のおしゃべりは、共感や信頼を得るための重要なコミュニケーションなのです。

このコミュニケーション能力があるからこそ、昔も今も、コミュニティに溶け込みながら、女性は子供を産み育てることができたのでしょう。

 

だから、男性諸君。女性(妻、恋人)のおしゃべりには、ぜひ「そうなんだ〜」「それはすごいね〜」と共感してほしい。

たとえ話を半分しか聞いていなくても。

 

まとめ

この本では、「女性脳」「男性脳という言葉が頻繁に出てきます。

それぞれの脳の仕組みと違いを知ることで、相手のことをより深く理解できる。

まさに、「相手を理解して上手く付き合っていくための指南書」と言ってもよいでしょう。

 

しかし、性別が男だから男性脳、女性だから女性脳とはっきり区別できるものではないと思います。

実際に私は、「この部分は女性脳だけど、こっちに関しては男性脳っぽいな〜」と考えながら読み進めました。

また、夫の言動を振り返りながら、「夫はこういうところが女性脳。ちょっと女々しい感じがするのはそのせいか……」などと、ほくそ笑みながら読みました。

 

夫婦だけでなく、恋人同士や職場の同僚など、身近にいる人を想像しながら読んで見るのもおすすめですよ!

 

うまく意見が言えない、相手に伝わらないと感じるあなたへ。【書評】頭の中を「言葉」にしてうまく伝える。 /山口謠司

 

 

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「自分の思いや考えを言葉にする」

という行為を意識したことがありますか?

 

親しい友人や家族との何気ない会話やLINE、上司や取引先との打ち合わせやメールなど、私たちは「言葉」を使うことで自分の思いを相手に伝えています。

 

他人と関わりながら生きていく以上、「言葉」を使わずして生活することはできないのです。

 

自分の頭の中にあるものを「言葉」にして相手に伝える。

しかも、そのとき・その相手に合わせた「適切な」言葉にする。

これって案外難しいですよね? 

 

そんな「言葉にして伝える」という行為と、その方法わかりやすく解説したのが、

こちら。

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ちなみに、著者の山口謠司さんはベストセラー「語彙力がないまま社会人になってしまった人へ」(ワニブックス)を書いた方ですね。

 

この本を読んだきっかけ

私の趣味は読書・ブログ・Twitterです。

ブログやTwitterをやっていると、「どんな言葉(表現)を使えば自分の思考が相手に伝わるか」ということを嫌でも意識させられます。

 

文章力といった小手先のスキルではなくもっと深いところ、「人はどうやって思いを言葉に変えるのか」という部分が知りたくてこの本を手に取りました。

 

頭の中を「言葉」にしてうまく伝える。

 

この本を書店の本棚で見つけたときは、「まんま、これです!!これが知りたいんです!!」って飛びつきました。

 

こんな人に読んでほしい 

この本は、「文章術」「会話術」といったノウハウ本ではありません。

「考えを整理して言葉にする方法」について詳しく書かれています。

 

この本によると、自分の考えを相手にうまく伝えられない人は「物事を考える」「考えを整理する」「言葉にする」「分かりやすく伝える」

という一連の過程がうまくできていない。

 

例えば、「何かを考えた」あと直ぐに「伝えよう」としてしまう。

「考える」「伝える」の間にある「整理する」「整理したことを言葉にする」が省略されてしまうと、相手にとっては的を得ず「???」な内容になってしまう。

自分と相手は違う人間なので、このようなことは当然起こり得ます。

 

この本をとくにおすすめしたいのは、

  • 「伝える」(話す、書く)ことが苦手
  •  楽しい・嬉しい・美味しい・悲しいなど感情を揺さぶられるような出来事を、「ヤバイ」の一言で済ませてしまう
  • 言葉の力で、自分をもっと表現したい

こんな方に、ぜひ読んでほしい!!

 

言葉にできるかどうかで周囲からの評価が決まってしまう

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どんな考えも“言葉にしなければ”意味がない(p.17)

いくら素晴らしいことを考えていても、いくらいいアイデアを持っていても、それを言葉にして伝えることができなければ、周囲の人にとっては「考えていない」のと同じことです。(p.18)

 

そう。「言葉にできない」「伝えられない」ということは、周囲から「何も考えていない」「何を考えてるか分かんない(ちょっと不気味)」という烙印を押されてしまうのです。

 

 これって、大げさかもしれませんが死活問題です。

職を失うかもしれません。

人間関係を失うかもしれません。

(天涯孤独でOK!!お金なんていらない!!仕事もいらない!!という人は別)

 

職場や学校での対面の会話にしても、SNSなどのコミュニケーションツールにしても、「考えていることを言葉にして的確に伝えられる」というのは大きな武器になります。

「言葉」は仕事や人間関係を円滑にしてくれる手段。

「言葉」はその人の「評価」や「信頼」にもなり得るのです。

 

では、どうやれば「考えを言葉にする」ことができるのでしょうか?

 

まずは頭の中を整理する

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外側から得た情報や刺激に対して、なんとなく「おもしろい」「うれしい」「不思議」(中略)……といった感覚的な反応を示している時間のほうが、圧倒的に長いのです。(p.45)

要は、浮かんでは消えるさまざまなぼんやりとした「考え」の中から、「これこそ、自分が外側に向けて言いたいことだ」と思えるものだけを取り出す作業が必要なのです。

そのためには、自分の頭の中を整理することかが肝要です。(p.46)

 

外側からのあらゆる刺激に対し、「ヤバイ」「ウケる」の二語で反応(感想)を完結させていませんか?

多くの人が深く考えることをせず「なんとなく」「曖昧な」反応(感想)で終結させてしまうから、頭の中を整理することなく終わってしまう。

 

これに慣れてしまうと、本当に伝えたい(伝えるべき)ことがあっても「何て言えばいいんだっけ??」となってしまう。

著者は、この「安易で」「曖昧な」「なんとなくぼんやりした」反応を繰り返すことで、人が深く考えることをせず、結果として「考えを言葉にできない」ことに警笛を鳴らしています。

 

でも、いつも頭に浮かぶことを深く考える必要はないとも言っています。(実際そんなことできないですよね)

 

頭の中に浮かんでは消えるさまざまな情報から、「これ!」というものを切り取って行く作業が必要だと言っています。そして、その「大事なことを切り取る」作業には「頭の中を整理する」ことが必要だと。

 

(本の中では、より深く思考を整理する具体的方法ついても触れられていますが、ここでは割愛します。)

 

さて、頭の中をある程度整理させて、伝えるべきテーマやキーワードが見つかったところで、さらにそれを「言葉にする」レベルまで持っていくにはどうすればよいのでしょうか?

 

頭の中の考えを言語化するとっておきの方法3つ 

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①要約するクセをつける

文章は5W1Hを意識して、「いつ」「どこで」「何(誰)が」「何を」「どのように」と簡潔にまとめてみましょう。(p.78)

あまり書くことを思いつかなかったり、慣れないうちは、読んだ本で心に残った文章などを書きとめてみるだけでもいいでしょう。

(中略)

できれば、本の文章は丸写しするのではなく、各章で言わんとしていることを要約してみるほうがいい訓練になります。難しいことを難しい言葉のままに受け売りするのは、さほど難しいことではありません。それよりも、難しく書かれたことを自分の中で咀嚼して、平易な言葉で書き換えることのほうが難しいのです。(p.79)

 

私たちは日々いろんな情報を浴び続けています。

人との会話、インターネット、新聞やテレビ……

あらゆる情報をすべて整理することはできませんが、「これ!」と気になる情報をひとつでもいいから要約する(まとめる)習慣をつけよ、と著者は言っています。

 

例えば友人と話したことを思い出し、会話の要点となるところやそれについての感想をノートに書いてみる。

最近見た映画や本の内容で、「この映画(本)の作者のメッセージは何か?」と考えてみる。

セミナーで学んだことの要点を、ノートにまとめてみる。

 

初めて見たもの、聞いたこと、少し難しなと感じることを自分が理解できるまで考え、「自分の言葉にして」要約するというのは、慣れるまで時間がかかります。

 

大切なのは「自分の言葉にしてまとめる」ということ。

 

はじめは大変ですが、繰り返すことで単なる情報が「自分の言葉」になっていく楽しみを味わえるのではないでしょうか?

 

②少し寝かせる

少し時間を置いてから見直してみることで、その言葉を書いていた自分自身の思考を客観視できるからです。(p.81)

 

「夜に書いたラブレターは、翌朝見直すべし」とよく言われますね。

ラブレターに限らず、文章を書いたときは少し時間を置いたほうが冷静かつ客観的に内容を見直すことができます。

 

③言いたいことは4割捨てる

10の文章を書いていたら4つくらいは削ぎ落としていきましょう。または、ひとつの文章が長かった場合は、40%ほどに文字数を削ってみてください。

(中略)

慌てず、そして、もったいないと思わないことです。(p.83~84)

 

「あれもこれも伝えたい!」という気持ちはわかります。

私も今このブログを書きながら、「この本で学んだことをあれもこれも伝えたい!!」と思っています。

 

でも、伝える相手(このブログの場合は読者)にとっては、長すぎる話・文章は飽きてしまいます。(このブログも、すでに飽きて離脱している方が多いかと思います……

さらに「で、結局なにが言いたいの?」となりかねません。

 

「もったいない」「あれもこれも」という感情が余計な情報を入れてしまい、結果として本当に伝えたいことがぼやけてしまっては元も子もありません。

 

長くなってしまったので、ここまでのポイントをまとめます。

  1. 頭の中を整理して、その中から「これぞ」という大事な情報を取り出す。
  2. 整理された考えを言語化する(自分の言葉にする)3つのポイント
  • 要約する
  • 寝かせる
  • 4割捨てる

言語化する」までできれば、ほぼあなたの考えは「伝わる」ところまできています。

それを「もっと伝わる」言葉にするためには、あるエッセンスが必要です。

 

「もっと伝わる言葉」にするために“語彙力”を身につけよう

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何かを人に伝えるときの基礎の基礎が、語彙力です。(p.112)

そこからなんのイメージも広がっていかないような直接的な表現だけを羅列していても、おもしろみが少ないのです。

聞き手や読み手の感性をくすぐり、さらにイマジネーションが広がっていくような言葉を紡ぎたいものです。(p.126)

 

頭の中の考えを「伝わる言葉」にまで昇華させただけでも十分といえますが、そこに知性を感じられるかどうか、内容に奥行きが出るかどうかは“語彙力”にかかっています。

豊かな表現で、よりわかりやすく伝えるために“語彙力”は必要ということですね。

 

まとめ

頭の中にある漠然とした考えを「言葉」にして伝えるためには、

  1. 頭の中を整理して、その中から「これぞ」という大事な情報を取り出す。
  2. 整理された考えを言語化する(自分の言葉にする)
  • 要約する
  • 寝かせる
  • 4割捨てる

 3.  奥行きのある豊かな「言葉」でよりわかりやくす伝える 

  

「伝える」という行為について、ここまでわかりやすく解説した本に出会えて感動しています。

 

そして、この本から学んだのは「うまく伝える」ためには段取りが必要だということ。「うまく話せるようになりたい」「わかりやすく書けるようになりたい」と小手先だけのノウハウに頼っていては、いつまでも上達しません。

 

日頃から、「入ってきた情報の中で気になるものを要約して自分の言葉にしてみる。そしてそれを人に伝える」という訓練を繰り返すことで、確実に伝える力はついてくる。なんだか筋トレと似ていますね。

 

もっともっと本を読もう。

そしてブログに書いて、身近な人にも「こんな本読んだよ」と伝えよう。

私の「伝える力」もきっと上達することを信じて!!

そんな気持ちにさせてくれる良書でした。